2024.05.07 横河電機、3月期連結は増収・全利益過去最高
横河電機の2024年3月期連結決算は、主力事業が好調で増収増益となった。為替変動の影響も増益に貢献し営業利益や経常利益、当期純利益はいずれも過去最高を記録した。
事業別の売上高は、主力の制御事業が前期比17.8%増の5038億円。生産部品やプロジェクト調達品の調達環境の改善、価格改定施策の効果、新型コロナウイルス後に受注した大型案件の売上高への計上などが増収に貢献した。
測定器事業は同26.9%増の318億円。主に生産部品の調達環境の改善などにより受注残の消化が進み増収となった。
新事業他は同16.7%増の44億円となった。
今期連結業績は、売り上げ構成の変動などによる粗利率の悪化、成長に向けた先行投資の増加、競争力強化のための人的投資などを見込み、増収減益を予想する。