2024.05.10 明電舎、3月期連結は増収増益
明電舎の2024年3月期連結決算は増収増益。
電力インフラ分野において、変電事業はシンガポール、北米、インドなどでの需要の伸びや収益性改善があり増収増益。電力エネルギー事業でも豊富な受注残などを背景に、増収増益となった。
社会システム分野では、電鉄事業で海外案件が減少し減収。シンガポールの大型案件で原価が改善し増益に。社会システム事業・水インフラ事業では、工程遅れによる売り上げ計上時期の後ろ倒しや資材高騰などが影響し、減収減益となった。
産業電子モビリティ分野のEV事業は、中国拠点の稼働が低位にとどまったが、国内製造ラインの高稼働が継続し増収増益。電子機器事業は半導体市況の落ち込みを背景に、大幅な減収減益となった。
今期の連結業績は増収減益を見込む。