2020.05.21 日本コロムビアの「古関メロディーベスト30」好評販売中、代表作など34曲収録
あなたが選んだ古関メロディーベスト30
日本コロムビアが4月にリリースした「あなたが選んだ古関メロディーベスト30」(COCP-41121-2、3000円/税別)が好評だ。現在放送中のNHK連続テレビ小説「エール」の主人公のモデルとなっている作曲家、古関裕而氏の代表作など34曲を収録したCD2枚組。
古関氏の出身地である福島県の新聞社・福島民報社主催で、5000曲を超える作品の中から110曲をリストアップ。この中からベスト30を決める人気投票を行い、選ばれた上位30曲にボーナストラックを追加している。
古関氏は昭和5(1930)年にコロムビアレコードの専属作曲家となり、流行歌、歌曲、応援歌、演劇や映画音楽から校歌・社歌まで多くの人々に親しまれる曲を作り出してきた、昭和を代表する作曲家。
収録曲は投票で1位に輝いた「高原列車は行く」をはじめ、「長崎の鐘」「イヨマンテの夜」といったヒット曲、「モスラの歌」「栄冠は君に輝く」など、タイトルだけでメロディが浮かんでくる曲ばかりだ。
応援歌では早稲田大学の「紺碧の空」と慶應義塾の「我ぞ覇者」、巨人軍の「闘魂こめて」、阪神タイガースの「六甲おろし」、中日ドラゴンズの歌などが聴ける。
意外な作品では閉店時などに流れる「別れのワルツ」で、古関氏がスコットランド民謡の「蛍の光」を編曲、編曲者名は元の名をもじって〝ユージン・コスマン〟としたもの。
福島民報社主催の人気投票ということもあって、古関氏の初期作品「福島夜曲」、福島市の夏祭りで流れる「わらじ音頭」なども収録している。
日本コロムビアでは昨年生誕110年を記念して「古関裕而 昭和日本の歌」「スポーツ日本の歌」などもリリースする。Webでも特設ページを設け、コロムビアとの年譜や名曲の数々を紹介している。
5月27日にはドラマの音楽を担当する瀬川英史氏が手がけた「『エール』オリジナル・サウンドトラック」(COCP-41137、3000円/税別)も発売する。