2025.01.16 阪神・淡路大震災から30年 MBS3社社長が会見で思いを語る
会見する毎日放送の虫明社長(左)とMBSメディアHDの高山社長
MBSメディアホールディングスと傘下の毎日放送、MBSラジオの3社社長が16日、大阪市北区の同局で新春社長会見を行った。
あす17日で阪神・淡路大震災から30年。報道の当事者として三者三様の思いを語った。
毎日放送の虫明洋一社長は「15日夜放送の特番“刻み続ける1995年1月17日"を見た。今の若いスタッフが30年前のことをここまで立派に制作してくれた、と思うととても嬉しかった。いろいろな人が現場で育っているなと実感した」とスタッフの成長に喜びを示した。
MBSメディアHDの高山将行社長は「インターネット普及以前のことだけに(電気、ガス、水道など)ライフラインの情報を優先的に伝えた。CMの時間帯でもライフライン情報を優先した」とCMと被災情報の板挟みの間で市民への情報提供に万全を尽くしたと当時の様子を披露。
MBSラジオの原厳一郎社長は「地震発生の早い段階から被災地の情報を送り続けた。いつものパーソナリティーの声が聞こえて安心したというリスナーの声が寄せられた」と当時を振り返った。(20日付情通面に掲載予定)