2025.01.29 キヤノンMJ、12月期連結は7%増収

 キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)の2024年12月期連結決算は、注力事業のITソリューション(ITS)などが好調に推移し、4期連続の増収増益となった。売上高は前年同期比7%増、営業利益、経常利益、純利益は過去最高を更新した。

 売上高は、全セグメントで増収となった。コンスーマは、高単価のレンズ交換式デジタルカメラやITプロダクトなどが増加。大手企業などを対象にしたエンタープライズは、ITSが好調に推移した。中堅・中小企業が対象のエリアもITSが売り上げ増加に寄与した。プロフェッショナルもプロダクションプリンティング、産業機器、ヘルスケアの全てのセグメントで増加した。

 同社は「2022-2025中期経営計画」で、最終年度に売上高6500億円、うちITS3000億円を計画していたが、いずれも1年前倒しで達成した。良好な事業環境を背景にITS事業などの好調が見込まれることから、25年12月期連結業績を売上高6800億円、うちITS3400億円に上方修正した。5期連続の増収増益を目指す。