メイコーの2025年3月期第3四半期（24年4～12月）連結決算は2桁の増収増益となった。情報通信向け基板やモジュール基板などの販売が大きく増加し、電子機器事業も好調だった。

　商品別売り上げでは、車載向け基板は日本車や欧州車の販売不振により減少したが、スマートフォン向け基板はハイエンドモデル向けを中心に増加。情報通信向け基板は、衛星通信を中心に大きく増加した。モジュール基板はSSD、通信モジュールが好調に推移した。電子機器事業は受託開発案件を中心に増加した。

　利益面では付加価値の高いビルドアップ基板の販売が大幅に増えたことや、生産性改善とコスト削減、円安基調も増益に寄与した。

　通期連結業績は従来予想を据え置いた。