2025.03.11 Dynabook、透過型XRグラスの受注開始 現実空間を視認しながら情報表示

事業戦略を発表する(左から)小川岳弘NCCソリューション戦略部部長、覚道社長、熊谷執行役員

受注を開始した透過型XRグラス「dynaEdge XR1」受注を開始した透過型XRグラス「dynaEdge XR1」

 Dynabookは、コンピューティングとサービスを融合させ、空間上に情報を表示することで新たなソリューションのスタイルを目指す透過型XRグラス「dynaEdge XR1」および専用のXRコントローラー「dynaEdge C1」を10日から受注開始した。覚道清文社長兼CEOは「新たなAI(人工知能)拡張体験、新たなワークスタイルを提供していく」と強調した。

 dynaEdge XR1は、透過型の光学モジュールを採用することで、現実空間を視認しながら空間上へ情報を表示することができる。これにより、現実空間と仮想空間を融合させた新たなソリューションを提供する。

 dynaEdge C1は、dynaEdge XR1と接続して利用する専用のコントローラーデバイス。直感的に操作しやすい4方向ボタンやタッチパッドを備え、さまざまな機能を空間上で実現する。AIで景色の認識や、会話のアシスト、スマートフォンとの連携で、コンピューティングを身に付けるスタイルを提供していく。

 熊谷明執行役員ソリューション事業本部長は「XRグラス活用などAIによるオフィスの業務効率化、オンプレ環境でのAIエージェントの構築などお客さまの課題解決のために伴走支援していく」とソリューション事業戦略を説明。

 覚道社長は「コンピューティングとサービスを通じて世界を変える」という企業ビジョンのもと、これからもXR技術やAI技術を活用したソリューションで、人とコンピューティングの新しい関係性の実現による、より快適な社会づくりを目指す」と新たな価値提案を強調した。(12日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)