2025.04.17 IIJと三菱HCキャピタルがIoTでエネルギー可視化支援 サブスクで提供、初期コスト抑制

 データの可視化でインターネットイニシアティブ(IIJ)と三菱HCキャピタルが連携を強化する。両社の協業第1弾として、製造業のカーボンニュートラルを支援する「省エネIoTパッケージ」ソリューションの提供を開始した。

 DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する上で、データの可視化は不可欠だが、「データの可視化を行うには専門人材やノウハウの不足、機器導入などの初期費用負担が発生することから、取り組みに二の足を踏む企業が多い」(IIJ)のが現状だ。

 カーボンニュートラル実現に向けて、サプライチェーン全体でCO₂排出量を削減する取り組みが求められている。CO₂排出量の報告や削減に向けた規制は、今後、より厳格なものになることが見込まれている。このため、従来よりも精緻に排出量を把握するより高度な取り組みが必須となってくる。

 一方、サプライチェーンを担う中堅・中小企業では、担当者の人手やノウハウの不足、初期投資の負担が障壁となり、自動計測や可視化の仕組みの導入が進まず、

原単位での詳細なエネルギー使用量、CO₂排出量の把握が十分できていないのが現状。

 両...  (つづく)