2025.04.23 【探訪】大阪・関西万博、海外パビリオンに関心 パスポート持たずにミニ世界旅行
大屋根リングからエスカレーターで降りると海外パビリオンが待ち受ける
〝万博の華〟家族連れでにぎわう
開幕から10日が経過した大阪・関西万博。連日にぎわいを見せているが、来場者の関心は海外パビリオンにある。特に家族連れは、どのパビリオンへというあてがある訳ではなく、風変わりで派手な外見のパビリオンに吸い込まれていく。42の海外パビリオンが、万博の目玉「大屋根リング」の内側に集結しており、来場者はパスポートを持たずにミニ世界旅行を楽しめる。大型連休を前に、〝万博の華〟海外パビリオンを多くの人が訪れている。
米国館
2880平方メートルの広さがある米国館は、NASA(米国航空宇宙局)のロケット打ち上げ再現という没入型展示と、旅を通じた米国の大自然へのいざないが来場者のワクワク感を駆り立てる。
米国は宇宙探査で世界のリーダーを自負する。1970年の大阪万博ではアポロ12号が持ち帰った「月の石」を展示したが、今回はアポロ17号が持ち帰った「月の石」を展示。高さ3メートルのロケット模型では、ごう音と共に打ち上げの瞬間を体験できる。
中国館
中国館は古代の重要な伝達手段「竹簡」をイメージした外観になっ... (つづく)