2025.04.30 中国総合通信局、サイバーインシデント対応トレーニングin広島を開催

 中国総合通信局は中国経済産業局、中国情報通信懇談会などと共催で、5月26日に初級レベルの「サイバーインシデント対応トレーニングin広島」を広島市で開催する。中国地域の中小企業のセキュリティー運用担当者などが対象で、参加費無料。

 フィッシング詐欺やネットワーク上のデータを暗号化し身代金を要求するランサムウエア被害の報告件数は、サイバー攻撃の巧妙化により増大しており、早急なリスク管理が求められている。ランサムウエアの被害では約6割を中小企業が占めているといったデータが公表されており、中小企業がサイバー攻撃の被害に遭った結果、取引相手の大企業へも影響が生じる事案も発生している。

 情報通信研究機構サイバーセキュリティ研究所の園田道夫ナショナルサイバートレーニングセンター長を講師に迎え、基本的なインシデントの対応方法などの理解へ、情報通信研究機構が提供するロールプレイ形式の実践的サイバー防御演習「CYDER」の一部を体感してもらい、セキュリティーレベルの底上げやサイバーセキュリティーの人材育成を図る。

▷開催日時=5月26日(月)午後1時半~4時(開場1時)

▷開催場所=広島YMCA国際文化センター、2号館地下コンベンションホール(広島市中区八丁堀7-11)

▷定員=40人(先着順)

▷主なトレーニングの概要=「サイバーインシデント対応基本のキ」、マルウエア感染事象の見え方と感染端末の特定、ディスカッションで初動対応時に気をつけるべきポイントや恒久対策の検討など。

▷申し込み方法=5月21日(水)午後5時までに、中国総合通信局のイベントページ(https://www.soumu.go.jp/soutsu/chugoku/hodo_2025/01sotsu08_01001737.html)の申し込みフォームから申し込み。

▷連絡先=中国総合通信局サイバーセキュリティ室(電話082-222-3429)。