2025.05.07 横河電機、3月期連結は売上高など過去最高

 横河電機の2025年3月期連結決算は受注高、売上高、営業利益、経常利益が過去最高を計上。為替変動の影響、前期までに受注した大型案件の売り上げが寄与した。前期に投資有価証券売却益を特別利益に計上した反動などで最終減益となった。

 セグメント別では、制御事業の売上高は前期比4.9%増の5283億円、営業利益は同8.3%増の775億円。地域別の売上高は中国が減少したが、東南アジアや中東・アフリカが好調に推移した。

 測定器事業の売上高は同5.9%減の299億円、営業利益は同23.5%減の62億円。前年の受注残消化の反動で減収となった。

 新事業他の売上高は同7.4%減の41億円、2億円の営業損失を計上。赤字は前期から約7億円減少した。

 今期連結業績は為替の変動影響を考慮して減収減益を予想する。