2025.05.13 米AMDがサーバー向けプロセッサーで新製品 最新アーキテクチャーで中小企業も支援

EPYC 4005

 米半導体設計大手のAMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)が13日、サーバー向けプロセッサーの新製品を発表した。中小企業や専用ホスティング(貸し出し)向けシリーズをアップデートする形で、幅広い規格に対応する。

 今回発表したのは、同社のサーバー向けプロセッサー「EPYC」の新製品。エントリーレベル向けの「EPYC 4004」をアップデートした「EPYC 4005」だ。低価格で終日サーバーを稼働させるニーズに応える。

 CPU(中央演算処理装置)コアには同社の「Zen」アーキテクチャーのうち、昨年発表した最新版の「Zen5」を採用した。レノボやスーパーマイクロといったパートナーと連携してサーバーソリューションを提供し、使いやすさや信頼性の面でも価値を訴求する。

 同社のエンタープライズ&HPCビジネスグループでコーポレート・バイス・プレジデントを務めるデレック・ディッカー氏は、「EPYC 4005シリーズにより、パフォーマンス、シンプルさ、手頃さの適切なバランスを実現する」とコメントしている。