2025.05.21 【次世代自動車用部品特集】北陸電気工業 耐アーク性チップヒューズなどCASE領域で拡大へ

耐アーク性チップヒューズ

 北陸電気工業は自動車分野向けに、チップ抵抗器からセンサー、モジュールまで多彩な製品を供給する。

 耐アーク性チップヒューズ「AFCL16-132」は、独自の素材、構造で強力なアーク抑制特性を実現した速断タイプのチップヒューズ。1608サイズながら定格電圧75Vと高電圧。優れた耐アーク性能により過電流・過電圧印加時も溶断時の発煙・発火の危険性が極めて少ない。

 耐サージ高電力チップ抵抗器「PCRシリーズ」はエンジン制御回路などに最適。既存の1608、2012サイズに1005と3216サイズを追加。さらに0603サイズを新規に開発。抵抗体材料やトリミング形状などの検討により、汎用1005サイズと同等性能の定格電力0.1Wを実現した。年内のリリースを予定。耐硫化チップ抵抗器「CRS」は特殊な保護材料を使用し耐硫化特性に優れる。

 センサーはカーエアコン向け湿度センサーで豊富な実績を持つ。モジュールは車載蓄電池用BMSモジュールアセンブリーで実績を拡大している。

 プリント配線板は、メーターパネル用基板、摺動抵抗基板、ペーストスルーホール基板などの技術で車載メーターおよびヒーコンパネル基板にペーストスルーホール基板が採用。また、印刷技術を用いた摺動抵抗基板をレベリングに採用。