2025.05.27 中国シャオミがSoC2種を自社開発 新型スマホなどに搭載 3ナノメートル技術採用

シャオミのSoC「XRING O1」

 中国の小米科技(シャオミ)は、初の自社開発SoC(システム・オン・チップ)「XRING O1」(以下O1)と「XRING T1」(以下T1)を発表、同時にO1搭載のフラッグシップスマートフォン「15S Pro」の国内販売を開始した。北京で開催された新製品発表イベント「新しい始まり」で雷軍(レイ・ジュン)CEOが明らかにした。

 雷CEOが発表した第2世代3ナノメートルプロセス技術を使ったO1は190億個のトランジスタを搭載、10コアのCPUと、GPUには16コアのアーム製「Immortalis-G925」を搭載。同社は公表していないがTSMCの3ナノメートルプロセス技術を採用しているとの見方もある。

 O1は3.9ギガヘルツのCortex-X925を2個搭載のため処理速度が向上。AI(人工知能)処理専用の6コアNPUにより44TOPSの演算性能を実現した。O1はスマホだけでなくタブレットの新製品「Pad 7 Ultra」にも搭載されている。

 シャオミではクアルコムの「スナップドラゴン8エリート」やアップルの「A18...  (つづく)