ヒロセ電機の2026年3月期第1四半期（25年4～6月）連結決算（IFRS）は、売上高が前年同期比9.1％増の489億7200万円、営業利益同4.2％減の98億3300万円、税引前利益同13.5％減の102億3800万円、純利益同14.0％減の72億2700万円となった。

　売上高は、産業用機器市場向けビジネスに回復の兆しが見えるようになり、民生用機器市場向けビジネスは良好に推移、自動車用機器市場向けビジネスは安定的に推移したため、前年同期比で1割近い増収となった。

　セグメント別売上高は、主力の多極コネクターが同7.5％増の434億3300万円、同軸コネクターが同41.5％増の43億2100万円、その他は同14.9％減の12億1800万円。

　通期の連結業績は、微増収減益の従来予想を据え置いた。