2025.08.14 携帯大手3社の4~6月決算 各社増収も利益は低下、法人・金融事業が下支え
携帯電話大手3社の2026年3月期第1四半期(25年4~6月)決算が出そろった。いずれも増収・営業減益だが、ソフトバンクとKDDIは一過性要因による利益減だったのに対し、NTTドコモは顧客基盤と通信品質強化に向けたコスト増が利益を圧迫した。各社とも通信収入の成長が見込めない中、法人向けソリューションや携帯電話事業の顧客基盤を活用した金融・決済サービスが利益を下支えしている。金融機関との連携を一層加速させており、主戦場は「経済圏」争いに移った。 (つづく)