2025.12.26 IPAと島根県、DX推進で連携協定 地域産業の高度化を後押し

島根県の丸山達也知事(左)とIPAの齊藤裕理事長

 情報処理推進機構(IPA)は、島根県と相互に連携し、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を通じた地域産業の活性化を図るため、連携協定を締結した。

 IPAは、企業の生産性向上と競争力強化を目的に、DX推進に関する各種施策や事業サービスを提供し、その普及を全国で進めている。一方、島根県は「第2期 島根創生計画」に基づき、「人口減少に打ち勝ち、笑顔で暮らせる島根」の実現を掲げ、県内企業のデジタル化・DX化に積極的に取り組んでいる。

 今回の協定では、IPAが有する施策やナレッジを現場で活用しながら、島根県内企業のDX推進を共同で進める。具体的には、県内中小企業等を対象としたDXの普及啓発や人材育成を目的に、セミナーやワークショップの共同開催、コンソーシアムなどへの参加、DX人材育成プログラムの提供などを行う。