2025.09.25 インドのエレクトロニクス見本市、年2回開催へ 製造業成長に応える
インドのエレクトロニクス・製造業界向けに併催されている見本市「エレクトロニカ・インディア」と「プロダクトロニカ・インディア」は、2026年4月からデリー首都圏とベンガル―ルで年次開催されることとなった。7月に主催のメッセ・ミュンヘン・インドが発表。開催頻度を各都市1回ずつの年2回に増やし、成長するインドの製造業の拡大を後押しする。
同見本市は、南アジア最大のエレクトロニクス業界の展示会だ。これまで1年ごとインドの南北で製造業が盛んなデリー首都圏とベンガル―ルで交互に開いてきたが、来年以降両都市で1年に1回ずつの開催になる。
インドの製造業は近年成長しており、地域別の製造業強化や調達サイクルの加速といった動きを踏まえ、グローバルな製造拠点を構築することが目的だ。
実際、17~19日にベンガル―ルで開かれた今年の同見本市では、800社以上が出展し、過去最大の規模となった。
インドの主要業界団体であるインドエレクトロニクス産業協会(ELCINA)のラジュ・ゴエル事務局長は「二大地域を跨ぐ年次開催は時代の要請だ」とコメントしている。