2025.10.01 OKI、インドでATM現地生産開始 Lipi社と提携
OKIは、インドの電子機器メーカーLipi Data Systems(本社=ムンバイ)とATM(現金自動預払機)の現地生産に関するパートナーシップ契約を締結し、インド国内の主要金融機関向けに生産を開始した。
生産能力は段階的に拡大し、当初は月間500台から稼働をスタート。最終的には月間1000台規模まで拡大する計画。OKIはインド市場での生産体制の強化を通じ、同国の主要金融機関への供給を加速する。
OKIは2013年にインド向けATM販売を開始し、14年には現地子会社OKI INDIA PRIVATE LIMITED(ムンバイ)を設立、販売網や保守体制を整備してきた。今回の現地生産開始は、高品質で環境に配慮した日本のATMをより多くの金融機関に提供する取り組みの一環。
提携先のLipi Data Systemsは、電子機器製造で豊富な実績を有し、金融、小売り、航空、輸送業界に幅広くサービスを展開している。OKIは同社との協業を通じ、インドでの高品質なモノづくりを確立し、アジアを中心としたグローバル市場への展開をさらに加速させる。