2025.11.18 独インフィニオンと米ソーラーエッジが協業 AIデータセンター向けの高効率半導体変圧器開発へ
独インフィニオンテクノロジーズと米ソーラーエッジテクノロジーズは、次世代AI(人工知能)とハイパースケールデータセンター向けにソーラーエッジのソリッドステートトランスフォーマー (SST:半導体変圧器) プラットフォーム開発に向け協業する。協業では、モジュラー型の2M~5MWのSSTビルディングブロックの共同設計、最適化、検証に焦点を当てる。
インフィニオンの先進的な炭化ケイ素 (SiC) スイッチング技術と、ソーラーエッジの電力変換と制御トポロジーを組み合わせることで、99%を超える効率を実現し、高効率な直流ベースのデータセンターインフラストラクチャーへの世界的な移行を支援する。
半導体変圧器は、将来の高効率な800V直流(DC)AIデータセンター電力アーキテクチャーで、重要な役割を果たすことが期待されている。この技術はエンドツーエンドの効率化を実現し、公共送電網とデータセンター配電をつなぐ際に、重量とサイズの著しい低減、CO₂排出量の削減、配電の迅速な展開など、多くの利点をもたらす。
共同開発中のSSTは、中電圧 (13.8~34.5kV) から800~1500VDCへの直接変換を可能にする。








