やりたくない家事の代表格、食器洗い。コロナ禍で自宅調理が増え、負担も増加している。内閣府の調査によると、食器洗い機の普及率は2025年3月末で36.7％と依然として低水準にある。半面、普及拡大の余地は多く残っていることから、食洗機のシェアが高いパナソニックも販促を強化している。

　パナソニックマーケティングジャパン（PMJ）中部社は、MARK IS 静岡（静岡市葵区）で食洗機のイベントとテレビ放送を実施し、同階にある量販店での拡販につなげた。

　イベントでは、家族連れが水流デモ機での汚れ洗い流し体験やカプセルトイを楽しんでいた。来場者は字や絵を皿に書きつけ、透明ガラスの実機で洗い流し洗浄力を確認した。

　会場には1人用から5人用、ビルトインまで多彩な機種を展示。高温洗浄と強力洗剤、高圧水流が特徴の食洗機は、手洗いに比べ大幅な節水が可能だ。洗浄力や節水性を確認することで、食洗機を使用するメリットを体感できるようにした。　

　液体洗剤自動投入や少人数向け高級モデルも登場している。パナソニックは月額990円のサブスクリプション（定額課金）サービスも提供している。説明員は「未経験者の関心は高い」と語った。