2025.12.24 AV機器、2カ月連続でマイナス 11月、4%減の907億円 JEITA
電子情報技術産業協会(JEITA)が24日に発表した11月の民生用電子機器国内出荷額は、前年同月比4%減の907億円となった。カーAVC機器は同4%減の380億円で3カ月ぶりのマイナス。映像機器は同3.9%減の470億円、オーディオ機器は同4.3%減の57億円だった。
製品別の出荷台数は、薄型テレビが同1.7%増の43万1000台で5カ月ぶりのプラスに転じた。サイズ別では60型以上が同24.1%増と2カ月連続で好調。30~39型が同3.8%増の8万3000台、50~59型が同1.8%減の12万2000台で推移した。その他サイズも振るわなかった。
4Kテレビは同18%増の26万2000台でプラスに転じた。有機ELテレビは同39%減の2万3000台と17カ月連続で前年を割り込み、苦戦が続いている。ハイブリッドキャスト対応が同1.9%減の23万9000台。
BDレコーダーは同19.2%減の5万7000台と8カ月連続の前年割れ。4K8K衛星放送対応レコーダーの出荷は1万5000台で、発売開始からの累計は225万6000台となった。
オーディオ関連は、システムオーディオが9000台と引き続き減少。スピーカーシステムは同12.5%増の4万9000台となり、2カ月連続で増加。ステレオヘッドホンは同19.7%減の32万4000台と4カ月連続マイナス。ラジオ受信機は同22.7%増の6万2000台で5カ月ぶりの増加となった。
カーAVC機器では、カーナビゲーションシステムが同15.1%減の20万6000台と9カ月連続マイナスだった。一方、カーAVメインユニットは同17.7%増の11万台で8カ月連続のプラス。併せて、ディスプレーオーディオは同53.5%増の6万6000台と前月に引き続き好調で、カースピーカーは同13.6%減の141万2000台とマイナスになった。
ETC車載ユニットは同5.4%減の16万5000台で2カ月連続マイナス。ETC2.0対応車載ユニットは同1.8%増の19万7000台で好調に推移した。









