2026.03.16 日産EVの使用済み電池、スペインの港町で「第2の人生」 エネルギー貯蔵で再利用
スペインの港町で日産「リーフ」の使用済み電池がESSで再利用
日産自動車の電気自動車(EV)「リーフ」の使用済み電池を再利用したエネルギー貯蔵システム(ESS)が、スペイン北西部のビーゴ港で試験運用を開始した。日産では「リーフの価値はクルマの後でも続く」とし、「第2の人生」として役立つ実例としている。
リーフを利用してESSを構築したのは、スペインの充電システム企業、リトル・エレクトリック・エナジー社だ。30kWのリーフ電池パック12基を組み合わせ、出力300kWhのESS 「Green Charge Flex」として設置した。
同装置は港内に設置され、最大240kWの直流(DC)超急速充電器4基と、22kWの交流(AC)充電器に電力を供給する。電力需要が集中しやすい港湾で、地域の電力網を補完する役割を担う。
同システムには、欧州連合(EU)やスペインの国家エネルギー機関IDAEが資金的な援助を実施。充電方式はCCS1、CCS2、CHAdeMOの各規格に対応している。
ビーゴ港での試験運用は、最低1年間行われ、港湾当局や充電運用者と連携しながら効果の検証が進められる。
日産のアフリカ・中東・インド・欧州・オセアニア地区エネルギー担当ディレクターのスフィアン・エル・コムリ氏は「リーフの第2の人生に向け、革新と循環を継続していく」構えで、電池の循環型社会づくりに役立つ取り組みとしている。









