2026.04.06 ノルウェー、完全な「EV天国」へ 3月の新車登録比率が98.5%に

「EV天国」のノルウェーで販売好調のテスラ車(写真はOFVのHPから)

 電気自動車(EV)の普及が世界でも突出しているノルウェーが、3月のEV新車登録台数で過去最高の1万7406台を記録した。新車全体の登録台数は1万7685台で、EV比率は98.5%。単月として、史上最高を更新した。

 毎月のデータを公表しているノルウェー道路交通情報評議会(OFV)のまとめによると、3月に登録された非EV車はわずか279台。ディーゼル車が126台、ガソリン車が22台となり、残りはハイブリッド車だった。新車市場で、EVがほぼ完全に主流になったといえる。

 ノルウェーでは1月に、税制変更を前に駆け込みがあった反動で登録台数は約2200台にまで後退した。しかし、2月は約7200台へと戻した。OFVは「3月は大きく回復し、通常の成長軌道に乗った」と分析する。

 メーカー別では、テスラが圧倒的だ。3月の登録台数のシェアは34.8%で、約6100台に達した。特にテスラの「モデルY」は、1~3月で1万4288台を記録。四半期のモデル別でも、1位にランクインした。3月のシェアでは、2位がボルボの10.1%で、これに3位のトヨタ自動車の8.4%が続く。BYD(比亜迪)、XPeng(小鵬汽車)、Zeekr(吉利汽車)の中国勢が迫りつつある。

 OFVによれば、今第1四半期でもEV比率は97.9%あり、ノルウェーが「EV専売市場」へと移行しつつある。ノルウェーでは、EV購入時に通常25%課されるVAT(付加価値税)や購入税が原則免除されるなどの税制優遇があるほか、内燃機関車の購入が不利になる制度も導入。EV購入が制度上、有利になる条件が備わっている。                                                                       

 3月の実績をみると、世界で最もEV化が進んだ国がノルウェーであることは間違いなさそうだ。