2026.06.01 【ITサポートサービス特集】OKIクロステック、HAサービス統合し新たな価値提供 全国180拠点の保守力横断活用
OKIクロステックは、さまざまな機器を止めずに安定稼働するためにワンストップで保守運用するHA(ハイアベイラビリティー=高可用性)サービスを統合したVA(バリューアデッド・アベイラビリティー)サービスの体系化に向け取り組み始めた。
全国180拠点、1200人のCE(カスタマーエンジニア)が24時間365日体制で保守運用できる体制を持つ同社は、長年ATM(現金自動預払機)の保守運用で培ってきた経験を生かし、顧客機器から現場保守、リペア、ロジスティクス、顧客対応までの各事業領域でHAの知見を蓄積している。
VAサービスは個別の知見を横断的に活用できるようにする。取締役常務執行役員の伊沢裕司サポートサービス事業本部本部長は「HAを進化させ新たな価値を提供していく」と話す。
国内ATM業界の再編が進む中、OKIグループはATM、保守運用、サービスを一体で担う「レイヤーマスター」を目指すことを掲げた。伊沢氏は「サポートサービス領域で当社が重要な役割を担うことになる」とし、新たな価値創出に向けた体制構築も行った。
4月には技術センターを新設し、個別最適を図ってきた各事業の技術力を横断的に活用し価値創出を図っていく。さらに業務改革部も開設。CEの技術力向上に加え顧客対応力と提案力を高め、サービスエンジニアとして底上げする。
重点施策として掲げてきた医療機器とグリーントランスフォーメーション(GX)も引き合いが増えてきた。医療機器は約50社の医療機器メーカーと提携。「全国規模で保守対応できる強みを生かし提案を強化する」(伊沢氏)という。
GXではEV(電気自動車)充電設備と急速充電設備メーカーと保守提携した支援も進める。「EV化の流れに合わせインフラ構築の需要に対応していく」(伊沢氏)計画だ。昨年から本格提案を始めている超軽量フレキシブルタイプの太陽光発電の引き合いもよい。
生成AIの活用も進んできた。CEの技術対応やコンタクトセンターの対応、物流などの最適化に向けてAIを活用し、効率化と高度化を図っていく計画だ。伊沢氏は「全国拠点を生かしたサービスは今後も強化し新たな価値を届けていきたい」と話している。






