2026.06.15 万博で使ったマイボトル洗浄機、ショッピングモールで再利用 象印

イオンモール京都桂川に設置された「マイボトル洗浄機」

マイボトルを約20秒で洗浄・除菌できる(イメージ) マイボトルを約20秒で洗浄・除菌できる(イメージ) 

 象印マホービンは、「イオンモール京都桂川」(京都府京都市)3階カジュアルコート(フードコート)に、2025年大阪・関西万博に設置した「マイボトル洗浄機」を5月25日に移設した。

 同社は、06年からマイボトルを繰り返し使用することでプラスチックごみ問題などの社会課題解決につなげる啓発活動を続けている。

 今回、地域に根ざした環境活動を展開するイオンと連携し、「マイボトル洗浄機」を設置することで、外出先におけるボトルの衛生面や手入れの手間という課題を解消し、より快適にマイボトルを利用できる環境づくりをサポートする。

 イオンは、持続可能な社会の実現に向けて「資源循環(サーキュラーエコノミー)」を重要な取り組みの柱と位置づけ、30年までに使い捨てプラスチック使用量半減(18年比)の目標を掲げている。

 店舗を拠点に使用済みプラスチックの回収・再利用・再生する資源循環モデルを構築し、顧客とともに持続可能な資源利用に取り組んでいる。

 プラスチック製ストローの提供終了やペットボトルを回収し再資源化する「ボトルtoボトル」など、行動変容を促す活動に力を入れる。

 サーキュラーエコノミー推進に向けて、25年4月に京都市との連携を強化し、両者で取り組んでいくことを宣言。「マイボトル洗浄機」を設置することで、より快適にマイボトルを利用できる環境を整える。

 象印は、マイボトルの普及活動から約20年が経つ一方で、マイボトルを持っていても使用しないというユーザーが一定数いることを把握した。

 そうしたユーザーのマイボトルを持ち歩く際の不満要素として、「持ち運び時の重さ」「中身を準備する手間」「中身が無くなって追加する時に外出先で洗えない」などが挙げられる。

 そこで、マイボトル活用の妨げの一つでもある「洗浄の手間」を解消するため、「マイボトル洗浄機」の開発に着手し、実用化に向け開発を進める中、大阪・関西万博の特別参加プログラム「Co-Design Challenge」に選定され、会場内に万博モデルを10台設置した。

 会期中の総洗浄回数は15万8488回、総二酸化炭素(CO₂)削減量は約1万2837㎏となった。

 会期終了後、万博会場で設置された「マイボトル洗浄機」10台は別の場所へ移設し、再利用を進めている。同社はこれを機に、日常的にマイボトルを活用しやすいようにする活動に力を入れていく。