2026.07.03 東京・品川の歩道橋で特別ライトアップ開始 パナソニックEWの照明技術採用

品川区の鈴懸歩道橋で特別ライトアップを開始した

参加型イベントでは願い事をイメージしたライトアップが行われる参加型イベントでは願い事をイメージしたライトアップが行われる

 パナソニック エレクトリックワークス(EW)は、品川区が推進している「ヒカリの水辺プロジェクト」の橋梁ライトアップの一環として、6月30日から鈴懸歩道橋(東京都品川区)での特別ライトアップを開始した。カラー演出用の照明器具やクラウド型の照明制御が採用され、季節や来場者の嗜好に合わせた光を演出する。

 品川区では、区内の水辺が多くの人でにぎわう観光・交流の軸になることを目指し、ヒカリの水辺プロジェクトを推進している。2018~20年度にかけて目黒川や京浜運河、天王洲南運河沿いの橋梁13カ所にライトアップ施設を整備した。

 パナソニックEWは、橋梁ライトアップの維持管理やライティング調整などを通し、事業推進に関わってきた。25年11月には「水辺のライトアップ更新検討委託」を受託し、13橋梁の照明の更新検討を進めている。

 同社は、持続可能な水辺ライトアップへの更新を進めるため、「維持管理」「長期運用」「認知度向上」「回遊・滞在への発展」という四つの課題を掲げた。

 今回、6月30日~8月31日までの約2カ月間、鈴懸歩道橋で実証実験を実施。メンテナンス性を考慮した器具配置によるライトアップやクラウドサービスを活用した参加型イベントの検証を行う。

 鈴懸歩道橋では、新たに護岸用スポットライト10台と文字当て用照明器具2台を設置。既存のライン照明やクラウド制御と掛け合わせ、ライトアップ範囲を拡大した演出を行う。

 実証期間中には、通常の季節演出を特別編成し、電球色に加え、春・初夏・夏・秋・冬をイメージした5色のライトアップを5分間の1サイクルで点灯する。これまで季節ごとにしか見ることができなかった光の演出を一度に体験することが可能だ。

 7月4日には、街演出クラウド「YOI-en」の体験型コンテンツ「YOI-iro」を活用した参加型イベント「YOI-iro~光の短冊~」を実施する。七夕に合わせたイベントで、来場者のスマートフォンで七つの願い事の中から一つを選ぶと、願い事をイメージしたライトアップが行われる。来訪者ごとに異なる照明演出を通し、より特別な体験の提供が可能だ。

 清泉女子大学(東京都品川区)と連携した広報活動や来場促進も進めている。学生がポスター制作やSNS用動画への出演を行うなど、官・民・学一体のプロジェクトとして推進している。

 同社は、今後も地域住民が参加しながら水辺の魅力を再発見できる機会を創出し、水辺空間のさらなる賑わいと魅力向上に取り組む計画だ。