2026.07.22 AI向けデータバンク構築へ NECネッツエスアイ、米社と提携 BCP対策向けから展開
NECネッツエスアイは21日、AI(人工知能)エージェントによる高度なウェブ検索とデータ取得を手掛ける米TinyFish(タイニーフィッシュ)と戦略的パートナーシップを締結したと発表した。AIエージェント向けに高精度な情報を蓄積するデータバンクの実現を目指す。第1弾として、事業継続計画(BCP)対策向けサービス「TinySonae」の取り扱いを始める。
提携は、企業のAIエージェント導入を支援する同社の「AI Agent Readyプロジェクト」の一環。データの検索、取得、分析を効率化しながら、AIが処理するテキスト量に応じて発生するトークンコストの最適化を図る。企業や自治体へのAIエージェント導入を促す。
TinyFishは、人間のようにウェブ上を自律的に巡回し、複数の情報を並行して収集するウェブ検索・データ取得特化型AIサービス。API(応用プログラムインターフェース)を提供していないサイトや動的ページ、ログインが必要なサイトにも、各サイトの特性や接続方針に応じてアクセスし、情報を取得する。
収集した情報を照合し、鮮度や正確性を分析するほか、AIが不明な情報を認識して追加調査する。AIが事実と異なる回答を生成する「ハルシネーション(幻覚)」を抑え、信頼性の高いデータを抽出して構造化する。
TinySonaeは、情報の正確性と収集速度が重要となるBCP対策を支援する。災害時には、SNS(交流サイト)などで錯綜する情報から正確な事実をリアルタイムに抽出し、迅速な意思決定につなげる。
今後は供給網(サプライチェーン)、マーケティング、財務などへ活用領域を広げる。AI利用の拡大に伴って増加するトークンコストの最適化も両社で検証する。ウェブ上の情報と企業が保有するデータを組み合わせたデータバンクを構築し、AIエージェントによる迅速な意思決定と業務変革を支援する。








