2026.08.03 【中国・四国地区特集】中四国家電市場、猛暑で夏商戦活発化

売り場面積を約1.7倍に拡大したエディオン岡山本店

量販店 リニューアルオープン相次ぐ
地域店 イベントや補助金が販売後押し

 中国・四国地区の家電流通市場は、広島市や高松市で最高気温38℃を記録するなど猛暑に見舞われ、エアコンを中心に夏商戦が活発化している。量販店では春から夏にかけて店舗のリニューアルオープンが相次ぎ、商戦に弾みを付けている。地域店は個展や合展を開き、自治体の補助金も活用して販売につなげている。

店舗刷新で夏商戦に弾み
 量販店では、店舗のリニューアルオープンが相次いでいる。

 エディオンは夏商戦を前にした4月、下中野店(岡山市北区)を岡山本店としてリニューアルオープンし、ゆめタウン丸亀北店(香川県丸亀市)は丸亀店として移転オープンした。

 岡山本店は売り場面積を約1.7倍に拡大。トレーディングカードや時計、酒に加え、同社の中四国地方の店舗で初めてペットフードの取り扱いを始めた。

 丸亀店も売り場面積を約1.3倍に拡大し、新たにおもちゃとトレーディングカードの取り扱いを始めた。

 ヤマダデンキは7月25日、テックランド新南陽店(山口県周南市)をリニューアルオープンした。

太陽光パネルの再資源化推進
 エディオンは5月、広島県福山市にある子会社イー・アール・ジャパンの敷地内で、太陽光パネルのリサイクル工場「PVリサイクル工場(マテリアル2号棟)」の稼働を始めた。太陽光パネルの販売・施工から回収、リサイクルまでの一貫体制を確立し、2035年には年間約4万枚、約800tのリサイクルを目指す。

 回収した太陽光パネルは、アルミ枠を分離した後、ガラスを粉砕して不純物を取り除く。回収したガラスは、提携先を通じてコンクリートブロックやアスファルトなどの材料として再利用する。

イベント・補助金で需要喚起
 地域店は個展や合展を開き、商戦を盛り上げている。自治体の補助金も購入を後押しする。

 6月には山口県周南市で、三菱電機ストアが合展を開催した。開催前に、エアコンや冷蔵庫などを対象とした山口県の補助金「ぶちエコやまぐち省エネ家電等購入支援キャンペーン」に関するDMを送った効果もあり、来場者数、売上高とも前年を上回った。

 三菱電機ストアは秋商戦で、国の「住宅省エネキャンペーン」の対象となるエコキュートの販売に力を入れる。訪問活動を展開し、その後の合展や個展で成約につなげる。

 パナソニック系地域店も個展を開き、販売につなげている。今後はパナソニックショップ(PS)会の統一キャンペーンとして、テレビの点検活動を通じて買い替えを促す。女性従業員を対象とした「パレットセール」も実施する予定。