2026.09.01 NSW、米国法人が営業開始 シリコンバレーで先端技術発掘 フィジカルAIの事業化を推進

 NSWは1日、米カリフォルニア州に設立した現地法人「NSW USA Inc.」が同日、営業を開始したと発表した。シリコンバレーを中心に先端技術や提携先を開拓し、フィジカルAI(人工知能)などの事業化を進める。将来の北米市場進出に向けた事業基盤も構築する。

 現地法人はカリフォルニア州サニーベールに拠点を置く。代表取締役社長には、NSW代表取締役執行役員社長(COO)の竹村大助氏が就任した。

 生成AIに加え、ロボティクスやIoT、センシング技術の発展を背景に、AIが製造現場や設備、ロボットなどの実世界を認識し、自ら判断、行動するフィジカルAIへの関心が高まっている。製造業をはじめとする幅広い産業で、業務の自動化や高度化、生産性向上につながる技術として期待されている。

 現地法人は、AI、ロボティクス、IoT、センシング、半導体などを手がける先端テクノロジー企業やスタートアップとのネットワークを構築する。技術やサービスの共同開発、日本市場への展開といった新たな提携の創出を進める。

 フィジカルAIを重点技術領域の一つに位置付け、製造現場や設備でのAI活用にも取り組む。米国で生まれる先端技術と、NSWが培ったIoTプラットフォーム、データ活用やOT技術、自走ロボット開発、ソフトウエア・組み込み・ハードウエアを融合するインテグレーションサービスの知見を組み合わせる。現場の課題解決につながるソリューションの創出と事業化を目指す。

 現地で収集、発掘した技術やビジネスモデルは、日本企業への適用可能性を検証して国内市場へ展開する。特に製造業が抱える現場課題と米国の先端技術を結び付け、企業のDXや業務変革を支援する。

 将来は、日本市場で培った業務知識やDX・ITサービスのノウハウを生かし、日本発の技術やサービスを北米市場へ展開する。現地法人を日米の企業、技術、人材をつなぐ拠点とし、グローバルな事業基盤の強化につなげる。