2026.09.01 「CEATEC 2026」が10月開催、「変革」テーマに未来社会を展望 11万人の来場目指す
「CEATEC 2026」の見どころを説明するCEATECエグゼクティブプロデューサーの鹿野清氏=1日、東京都千代田区
電子情報技術産業協会(JEITA)は1日、10月13~16日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開く国内最大級のデジタルイノベーション総合展「CEATEC(シーテック)2026」の概要を説明した。今年のテーマは「Transformation -企業が、産業が、そして社会が変わる-」。宇宙や海洋から交通に至る多彩な技術やサービスが集結し、800社超の出展を見込む。未来の社会像を展望する場となりそうだ。
今年のテーマには、急速に進化する人工知能(AI)や産業界に広がるデジタルトランスフォーメーション(DX)の動きを踏まえ、「変革を起こしたい」との思いを込めた。
会場は、各社の製品・技術やサービスを幅広く紹介する一般展示エリア「General Exhibits」をはじめ、四つのエリアで構成する。このほか、先端技術や社会課題への挑戦をテーマに企画展示を行う「X(Transformation)パーク」、スタートアップや大学・研究機関などが技術や研究成果を発信する「ネクストジェネレーションパーク」、海外企業・団体との接点を広げる「グローバルパーク」も設ける。
目玉のXパークでは、「暮らしのDX」「海洋デジタル社会」「宇宙共創」「デジタル交通社会」という四つのパビリオンを用意する。宇宙共創パビリオンでは、宇宙ビジネスの最新動向を紹介。食の安全保障を支える海洋関連技術にも注目が集まりそうだ。
さらに、政府と連携した独自の表彰制度「CEATEC AWARD」も開く。同日に東京都内で開いた報道関係者説明会で、CEATECエグゼクティブプロデューサーの鹿野清氏は「多面的な活動を通じてトランスフォーメーションを伝え、共に創る場にしていきたい」と強調。ロボットや機械を自律的に制御する「フィジカルAI」にも触れ、こうした潮流を踏まえた出展への期待感も示した。
ジャパンモビリティショーと併催
今年のシーテックは、自動車関連の見本市「Japan Mobility Show Bizweek(ジャパンモビリティショービズウィーク)2026」(主催・日本自動車工業会)と同時開催する。両イベントは、社会課題の複雑化を背景に技術や業界の枠を越えた連携が重要となる中、24年に初めて併催した。併催時の来場者数は約11万人で、25年の9万8884人より多かった。鹿野氏は2度目となる来月の併催について、11万人を「何とか超えたい」と述べた。
今年で27回目を迎えるシーテックは、かつて「デジタル家電の祭典」というイメージが強かったが、2016年に大きくかじを切り、デジタル技術で社会課題の解決を目指すスマート社会「Society 5.0」を見据えた総合展示会として存在感を高めてきた。鹿野氏はこれまでの歩みを振り返った上で、「オープンイノベーションの時代には個社では限界がある。この場を使って共創という形で(限界突破を)実現してほしい」と力を込めた。










