2026.09.28 【スイッチ総合特集】オータックス DIPや操作スイッチの品ぞろえ充実
VZシリーズ
オータックスは、今年10月に創立50周年を迎える。1976年の設立以来、産業用スイッチメーカーとして培ってきた技術を基盤に、DIPスイッチや操作用スイッチの品ぞろえを充実させてきた。
主力のDIPスイッチは、スライド、ピアノ、ロータリーの各操作方式をそろえ、フルピッチ、ハーフピッチ、シングルラインタイプのSIPスイッチなど、1500品種以上を展開。多様な機器の設定用途に対応する。ピアノタイプの「KPZシリーズ」は、従来の「KSPシリーズ」と同等の寸法で、耐久性と操作性を向上。自動化量産を見据えて部品形状や構成を見直し、品質向上を図った。
操作用スイッチでは、スナップインロッカースイッチ「VZシリーズ」を展開。はんだ端子、PC端子、タブ端子をそろえ、従来の「Vシリーズ」と同等の取り付け寸法ながら内部構造を最適化し、良好な操作感触と防じん性能を両立した。小型高信頼性スイッチ「FXシリーズ」は、トグル、ロッカー、押ボタンの3タイプを用意。トグルタイプでは6種の操作部形状や誤操作を防ぐロックレバーなどをそろえる。
新たな分野として、直流給電への対応も進める。電力変換ロスを抑えられる400V級直流給電システム向けに、ロッカースイッチを量産。エネルギーの有効活用と脱炭素社会の実現に貢献する。
スイッチ業界では撤退や事業承継に悩む企業が増えており、同社はその受け皿の役割も担う。松久から承継したDIPスイッチでは、防水のための樹脂ポッティングに対応できる高背のピアノタイプ「DPSシリーズ」を展開。佐鳥電機から承継した電動工具用トリガースイッチも供給している。50周年を機に、作りやすさと検査のしやすさを追求する開発体制と国内外の生産拠点を生かし、承継した製品も含めて安定供給を続ける。次の50年に向け、顧客のモノづくりを支えていく。









