2026.10.24 STマイクロ、宇宙グレード半導体を拡充 QML-V認定の4チャンネルLVDSレシーバー追加
QML-V(Qualified Manufacturers List, Class V)認定取得済み4チャネルLVDS(低電圧差動信号)レシーバー「RHFLVDS42」
STマイクロエレクトロニクス(ST)は、高速通信、低消費電力、優れた堅ろう性を併せ持つ航空宇宙アプリケーション向けのQML-V(Qualified Manufacturers List, Class V)認定取得済み4チャンネルLVDS(低電圧差動信号)レシーバー「RHFLVDS42」を発表した。
新製品は最大600Mbpsのデータ伝送速度を実現。2.3V~3.6Vの広範な動作電圧範囲に対応し、最新のTIA/EIA-644規格、JEDEC(半導体技術協会)の低電圧ロジック・電源に関する規格に準拠し、従来のCMOS設計との互換性も維持している。
RHFLVDS42は、マイナス4V~5Vの広い入力コモンモード電圧範囲を備えており、通信リンクの信頼性を高め、コモンモードノイズに対する耐性も向上。
絶対最大電圧定格(AMR)は4.8Vで、電源電圧の過渡変動に対する耐性を高め、信頼性向上に寄与する。
耐放射線性と静電放電(ESD)耐性にも優れている。重イオン耐性も高く、122.6MeV·cm²/mgでSEL(シングル・イベント・ラッチアップ)が発生せず、61.3MeV·cm²/mgでSET(シングル・イベント・トランジェント)・SEU(シングル・イベント・アップセット)も発生しない。
RHA QML-Vの要件に基づき、最大300krad(Si)の総電離線量(TID)に対して安定して動作し、8kVのESD耐性を備える。
宇宙関連用途で10年以上の実績を持つSTの130nm CMOS技術を使用し、フランスのレンヌ工場で製造する。米国輸出管理規則のEAR99に分類されるため、米国やアジアを含む世界各地の組織で、サプライチェーン上の取り決めに対応しやすくなる。
RHFLVDS42は、マイナス55~ プラス125℃の温度範囲で動作し、金属リッドをGND接続した気密封止型のFlat-16セラミックパッケージで提供する。
フロースルーピン配置により、クロストークを低減するとともに、プリント基板の実装面積を効率的に活用できる。小型・軽量化が特に重要なアプリケーション向けには、ベアダイでの提供も可能。













