2026.11.04 NTTデータG、26年4~9月期増収減益、国内好調もDC譲渡益の反動響く
決算説明会に臨む中山和彦社長CEO=東京都千代田区
NTTデータグループ(G)が4日発表した2026年4~9月期の連結決算は、売上高が前年同期比10.9%増の2兆6168億円、営業利益が46.4%減の1442億円となり、増収減益だった。営業利益は、前年同期に計上した不動産投資信託(REIT)へのデータセンター(DC)譲渡益を除くと、増益となった。
受注高は、7.1%増の2兆9448億円。売上高と営業利益をセグメント別にみると、日本セグメントは、公共・社会基盤、金融、法人の3分野すべてが増収増益となった。特に金融分野では、ITサービス関連の大型案件を獲得し、業績拡大に寄与した。海外セグメントは増収を確保したものの、前年同期にあったDC譲渡益1295億円の反動減が響き、営業利益が77.4%減となった。
決算説明会では、企業のIT環境の複雑化やサイバー攻撃の高度化が進む中、IT運用の高度化とサイバーセキュリティーサービスの強化を推進する方針を示した。
中山和彦社長CEO(最高経営責任者)は、高性能な「フロンティアAI(人工知能)」を活用したサイバーリスク対応サービスについて、「100件以上の引き合いがある」と手応えを強調した。同サービスは、脅威や脆弱(ぜいじゃく)性の発見から修復や継続運用までを一貫支援するもので、7月に提供を始めた。
中山氏は、国内企業で不正アクセス事案が相次いでいることにも触れ、これまで蓄積してきたセキュリティー対応の知見や技術力を生かし、顧客を支援していく考えを示した。
27年3月期通期の連結業績は、前回予想を据え置いた。売上高で前期比3.7%増の5兆1900億円、営業利益で3.7%減の4700億円の見通しだ。











