2020.07.09 【家電流通総合特集】重点商品シャープマーケティングジャパン
AQUOS 8K CX1ライン
新4K衛星放送を超高精細8K品質に
シャープは新型コロナ禍で在宅時間が増えることで、テレビへの関心が高まる中、高精細・高画質テレビの品ぞろえを強化し、市場ニーズに応える。
同社では、業界に先駆け8K対応テレビを17年から投入し、以降「AQUOS 8K」の陣容を充実、19年11月から地上デジタル放送や新4K衛星放送を超高精細8K品質に高精細化して楽しめる8K対応液晶テレビ「BW1」ライン2機種(70V/60V型)を提案し好評だ。
8Kチューナを内蔵していないものの、新開発の8K画像処理エンジンを搭載したことで、あらゆる映像を8K相当の画質で視聴できる。
また、今年4月からは、8K液晶テレビのフラグシップモデルとなる新製品CX1ライン2機種(70V/60V型)を発売した。
CX1ラインは、BW1ラインの「N-Blackパネル」に替え、新たに「8K Pure Colorパネル」を搭載、より鮮やかな発色を実現するほか、フラグシップモデルながら価格を抑え、より8Kテレビ普及を加速させるための戦略モデルとなる。
同社として初となる有機ELテレビCQ1ライン(65/55V型)は5月下旬から投入し、好調に推移している。
CQ1ラインは、新開発の4K画像処理エンジン「Medalist S1」を搭載。
8Kテレビの開発で培った画像処理技術を生かし、地上デジタル放送やネット動画などの様々な映像を4K情報量に高精細化する「4K Master アップコンバートプロ」技術を採用。
液晶テレビ「AQUOS 4K」CN1ライン(70/60/55/50/43V型)、CL1ライン(55/50/43/40V型)も発売し、有機ELと液晶と、ユーザーニーズに合わせた幅広いラインアップで市場に臨む。
空気清浄機と呼べる、唯一のエアコン

在宅の機会が増え、室内の空気質にも高い関心が高まることから、ルームエアコン、空気清浄機や除湿機など〝いい空気〟を追求するプラズマクラスター搭載商品の提案を強化する。
プラズマクラスターは今年20周年を迎えており、今後さらなる普及に取り組んでいく。プラズマクラスター搭載商品は現在14カテゴリまで拡大している。
夏商戦が本格化する中で、同社が最も訴求する商品が、〝空気清浄機と呼べる、唯一のエアコン〟「Airest(エアレスト)」だ。
Airestは、空気清浄機に使われている集じん脱臭フィルタと送風機(シロッコファン)を応用し、ルームエアコンで初めて空気清浄機の業界基準(JEMA規格)に適合(適用床面積は55畳)。
有害物質や臭いを除去する独自技術「プラズマクラスターNEXT」に加え、空気の吸い込み口全てを集じん脱臭フィルタで覆う新構造を採用している。
従来のエアコンでは約4割を覆っていたが、新シリーズでは吸い込み口全てをフィルタで覆った。それでも「集じん効率70%以上、騒音値55デシベル以下」という業界で定められた空気清浄機の基準をクリアしている。
通常ルームエアコンで使われるクロスフローファンより吸引力が強い、独自開発の「4連シロッコファン」を採用することで、空気清浄機並みの性能をエアコンで実現することができた。
同社では、Airestの普及をさらに加速すべく、テレビCMの投入やWeb動画広告、交通広告の投入で商戦を盛り上げていく。