2020.07.15 【照明特集】三菱電機照明「misola」
「misola」
三菱電機照明は、開放的で奥行き感のある青空を模したパネルと、自然な太陽光の差し込み感を表現するフレームを組み合わせた独自構造で、室内空間で青空と自然な光を表現する照明器具「misola(みそら)」を10月に発売する。
みそらは、レイリー散乱を発生させる光散乱体を用いたパネルに、両サイドからLEDを照射して光らせている。レイリー散乱とは、大気圏に太陽光が入射する際に、大気を構成する分子の影響によって空が青く見える現象のこと。みそらはそれを応用し、照明器具として〝青空〟を表現した製品。
正方形に近い形状のみそらは、フレーム部の3面を光らせ、1面が影になるようにすることで、自然な太陽光の差し込み感を演出している。
光色が異なる複数のLEDを採用し、発光量を変化させることで、青空だけでなく朝焼けや夕焼けなどの変化も可能だ。両サイドから光を照射するエッジライト方式により、天井面からの器具の厚みを120ミリメートルと薄型化し、施工もしやすくしている。
光色は専用リモコンによる手動切り替えと、専用制御機器によるスケジュール制御を行う自動切り替えの2タイプをラインアップ。
手動切り替えタイプが税別68万円、自動切り替えタイプが同75万円。窓のないオフィスや病院、福祉施設、公共施設などに提案していく。
高天井用LED照明「GTシリーズ」も主力製品の一つとして提案に力を入れていく。高機能な「SGモデル」、中級グレードの「HGモデル」、汎用性を高めた標準グレード「RGモデル」をそろえる。同時に、使用温度80度までの高温対応や、耐振動・耐衝撃・耐塩といった特殊環境に向けたラインアップの拡充にも注力している。