2020.07.31 【中国・四国版】NHK広島ドラマ制作エピソードなど語る、被爆75年関連番組紹介

番組を説明する絹川局長

バラエティに富んだコンテンツバラエティに富んだコンテンツ

 NHK広島拠点放送局は8日、同放送局の8Kスーパーハイビジョンシアターで「被爆75年関連番組記者会見」を開催した。被爆75年特集番組紹介があり、国際共同制作ドラマ「太陽の子」試写会が行われ、引き続き同ドラマに出演した柳楽優弥さん、有村架純さん、三浦春馬さんが役づくりの苦労や、ドラマ制作のエピソードなどの心情を熱く語った。

 1日に着任したNHK広島拠点放送局の絹川智紹局長は「被爆75年関連番組は関わったスタッフ、出演者の皆さんが全力で心血を注いだ力作。テレビ、ラジオ、8Kシアターで被爆関連75年関連番組をお伝えしたい」とあいさつした。

 「夏のヒロシマ特集番組」は、「語りだす被爆建物」「1945ひろしまタイムライン~もし75年前にSNSがあったら?~」「広島平和記念式典」「被爆75年原爆の日特集」「れいわのへいわソング」「太陽の子」「平和都市を築いた人々」「#あちこちのすずさん 若者が語る戦争」「らじらー!サタデー×あちこちのすずさん IN 広島」「Akikos Piano 被爆したピアノが奏でる和音」とバラエティに富んだコンテンツがそろう。

 国際共同制作ドラマ「太陽の子」のNHK制作局チーフプロデューサー・土屋勝裕氏は「チャレンジングな企画。何年も温めていた企画で被爆75年という年に実現した。世界に向けて発信したいと思った」と作品への思いを話した。作・演出の黒崎博氏(NHK制作局)は「十数年前から準備してきたが、難しいテーマでやっと被爆75年の節目の年に作品をつくることができた」と企画の段階から作品誕生までをエピソードを交えて紹介している。

 国際共同制作ドラマ「太陽の子」の放送は8月15日午後7時30分-同8時50分。総合・BS8K同時放送。8月中旬にはBS1でドラマ「太陽の子」のドキュメンタリ番組「原子の力を開放せよ~戦争に翻弄された核物理学者たち(仮)」を放送する予定。

 「太陽の子」に挑む(撮影現場の記録)はメイキング決定版。番組では2カ月に及ぶ撮影の舞台裏に密着。「戦争とは何か」という問いに向かい合いながら、広島の原爆ドームや原爆資料館にも足を運び、75年前の現実に迫ろうとする姿をドキュメントした。

 放送は8月6日総合午後0時20分-同45分(中国地方向け)。再放送は同8日総合午前9時-同25分(中国地方向け)、同10日(中国地方を除く全国放送)。同14日総合午後0時20分-同45分(中国地方向け)。同15日総合午前7時30分-同55分(中国地方向け)。