2020.08.28 大阪大がSi切粉を黒鉛シートに包み込む LIB、長寿命・高容量化へ

 大阪大学産業科学研究所の松本健俊准教授らの研究グループは、低コストで、薄い板状のシリコン切粉を黒鉛シートの間に包み込むことに成功した。同材料をリチウムイオン電池の負極材料に用いることで、長寿命・高容量化に期待できる。さらに電極に厚みを持たせるなど研究を重ねていく。

 リチウムイオン電池の需要が拡大し、よりリチウムイオン電池の長寿命化・高容量化・低コスト化が求められている。半導体材料・プロセス研究分野の松本准教授らは、これまで高...  (つづく)