2020.09.04 【スイッチ特集】オータックスロータリDIPスイッチ「KZシリーズ」

「KZシリーズ」

コストを約30%削減

 オータックスは、1974年創業の産業用スイッチメーカー。現在はディップ(DIP)スイッチのトップメーカーとして、卓越した接点技術と高いコスト競争力、豊富な製品ラインアップにより「DIPスイッチのオータックス」としての評価を確立している。

 現在、DIP(デュアル・インライン・パッケージ)スイッチの操作方式ではスライド、ピアノ、ロータリの各方式を、またフルピッチ、ハーフピッチ、シングルラインタイプのSIPスイッチなど、1500品種以上の豊富な品種を誇っている。

 新製品としてこのほど販売を開始したロータリDIPスイッチ「KZシリーズ」は、KUシリーズの後継機種。外観・寸法はKUシリーズと同等ながら部品点数の削減、組み立ての自動化などでコストを約30%削減している。切り替えの操作性も、構造の変更で安定したメリハリのあるクリック感を実現。自動組み立てによる生産効率の向上で納期の短縮と品質の安定化も図っている。端子形状はスルーホールと面実装を完備している。

 スライドDIPスイッチ「KSシリーズ」「KHSシリーズ」は顧客ニーズに応え、100pcsのリールパッケージ品もラインアップに加えて少量単位での販売を可能として、幅広い顧客ニーズに対応している。

 一方、操作用スイッチの「Ⅴシリーズ」「Lシリーズ」では、ハーネス加工対応も可能としている。スイッチ加工からハーネス加工まで一貫した工場での大量生産により、コスト削減とリードタイムの短縮を実現。操作スイッチはカタログ品販売だけでなく、顧客から必要とされる状態で商品を提供することによって、顧客へのサービスをより一層強化していく。