2020.09.15 【関西エレ産業特集】スワロー電機困り事解決で3事業を拡大
サービスコンセント付き電源トランス「CLシリーズ」
スワロー電機は10VAの小型から300KVAの大型まで自社供給できる電源トランスを主軸に、電源装置、低周波治療器と合わせた3事業で順調に業績を伸ばしている。
3事業いずれも、ユーザーの困り事を解決して事業を拡大。特に主力の電源トランスでは、独自開発の保護等級IP2X対応のフィンガープロテクトカバー付きねじアップ式端子台を採用した「IP2X対応トランス」が好調だ。
保護カバーやねじを取り外す手間がかからず、圧着端子を入れて締めるだけで作業を完了できるため、結束時間を従来の5分の1に短縮。感電防止用保護カバーも不要でロングセラー商品となっている。
また、制御盤内や計装盤内の主電源用電源トランスにAC100V出力コンセントを付けて盤内のAC100V出力需要に対応し、超高輝度LED、サーキットプロテクタも付けた一体型のサービスコンセント付き電源トランス「CLシリーズ」を15年に投入した。盤内で電気ドリルやハンダごて、PCなどを使用でき、盤市場で根強い支持を得ている。
19年には業界初のブレーカ付き電源トランス「LBシリーズ」をラインアップ。トランスの一次側にブレーカを装備して、二次側の負荷装置およびトランス本体の保護を可能にした。