2020.09.21 イエラエセキュリティと提携キヤノンMJがペネトレーションテスト提供
キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は、イエラエセキュリティ(牧田誠社長)と協業し、システムへの侵入や情報漏えいなどの可能性を検証するペネトレーションテストの提供を、15日から開始した。
サイバー空間では、攻撃者があらゆる手を尽くしてターゲットとなるシステムに不正侵入し、機密情報や重要サーバーにアクセスする。近年では、大手企業においてもサイバー攻撃による個人情報の流出、さらにはシステムが強制的に停止に追い込まれるなどの事案も発生している。
キヤノンMJでは、イエラエセキュリティとの協業により、攻撃者ならではの観点や手法を熟知したホワイトハッカーと呼ばれるセキュリティエンジニアによる、ペネトレーションテストの提供を開始。「金融や製造、流通業をはじめ機密情報を扱う企業における、サイバー攻撃に対する脅威の可視化と対策立案を支援していく」(同社)としている。
ペネトレーションテストは、自社システムが攻撃のターゲットとされた場合を想定し、ホワイトハッカーが、お客のシステムへ疑似的な攻撃を試みるサービス。
イエラエセキュリティは、世界最大のハッキングイベントであるDEFCON CTFで好成績を残したホワイトハッカーチームのメンバーが中心となり創業した、セキュリティ診断の専門企業。
今回提供を開始するペネトレーションテストでは、マルウエア感染後の被害影響を評価する「マルウエア感染シナリオ」、外部公開サーバーなどからの不正侵入による影響を評価する「外部公開リソース侵入シナリオ」の2種類を提供する。