2020.09.24 【コンデンサ特集】日本ケミコンハイブリッドアルミ電解コン、定格電圧80V品追加
導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ
日本ケミコンはアルミ電解コンデンサを中心に、各種コンデンサを展開している。
導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサのチップ形「HXDシリーズ」およびリード形「HSDシリーズ」に定格電圧80V品を追加した。サーバーの48V電源などに推奨する。80V品の耐久性は両シリーズ共に105度5000時間。AEC-Q200に準拠する。
汎用電源やデジタル家電製品の入力一次側平滑用には、リード形アルミ電解コンデンサ「KXNシリーズ」を開発。従来品から静電容量を最大46%向上した高容量品となる。105度1万-1万2000時間保証、420-450V定格で15-270μFをカバーする。
リード形でありながら表面実装部品と同時にリフローはんだ付けができるスルーホールリフロータイプのアルミ電解コンデンサも開発。既にカーナビゲーションシステム向けに供給している。接続信頼性向上と実装工程での工数削減に貢献。
積層セラミックコンデンサの新製品では、150度対応の金属キャップ形「KVJシリーズ」の量産を開始。自動車分野ではエンジンルーム内や排ガス系統に隣接する機器、産業機器分野ではボイラ設備、ガス燃焼設備などの用途に対応。AEC-Q200に準拠。
このほか、電源バックアップ用にはリード形電気二重層キャパシタ「DKAシリーズ」を提案。評価用モジュールも用意して導入をサポートする。