富士通ゼネラルは、業界トップクラスの高い暖房能力を誇る寒冷地向けエアコン「ゴク暖ノクリア」ZNシリーズを提案する。

　ZNシリーズには、「あったかアップ」機能と「ハイパワー運転」を搭載した。最高60度の高温風吹き出しで、足元温度を40度まで暖めるパワフルな暖房。外気温がマイナス15度の厳しい寒さでも、しっかり足元から室内を暖める。

　業界トップクラスの暖房能力ながら、高い省エネ性も実現している。高出力運転と低出力運転を両立させる制御技術「ハイブリッドインターリーブ方式」を採用した大容量コンプレッサにより、14畳タイプで外気温2度時の低暖房能力9.4kWと期間消費電力1081kWhを実現した。

　室外機には凍結防止ヒーターを搭載。外気温マイナス25度でも排水などが凍結しないよう、吹き出しグリルの構造と材質を工夫。雪による目詰まりで性能が低下しないように配慮した。

　暖房能力以外にも、ZNシリーズにはこだわりが詰まっている。冷房・除湿運転中に発生する水分で汚れを洗い流す「ハイドロフィリック熱交換器」や、残った水分を55度以上に加熱することでカビ菌や細菌を除去する「熱交換器加熱除菌」機能を搭載した。

　無線LANアダプタを内蔵し、取り付け工事不要でスマートフォンからの遠隔操作やスマートスピーカによる音声操作なども実現している。

　室内機のデザインにもこだわり、国際的に権威のあるレッドドットデザイン賞やグッドデザイン賞も受賞している。

　季節商品から生活必需品へと寒冷地でもエアコンが変化したことに加えて、寒冷地には大きな部屋を持つ住宅が多いことから、お客のニーズに応えるため、今回のZNシリーズから大能力タイプ2機種「AS-ZN631L2」（20畳向け）と「同ZN711L2」（23畳向け）も追加された。