2020.10.20 ロボットの遠隔制御を支援 キビテク、来年のリリースに向け開発
ロボット遠隔制御サービス「HATS」
知能ロボットの受託開発やロボット遠隔制御サービス「HATS」を手掛けるキビテクは11年に創業した。研究所や大学等から100件を超えるロボット開発の受託実績がある。
HATSは環境が変動し、その時々の状況判断が必要とされる場面で生かせる技術。自律ロボットが自己位置を喪失した場合、遠隔でオペレータがカメラ画像上をクリックして移動の指令を出すなどして、復旧を支援できる。
清掃や搬送ロボットが軽微な障害物で立ち往生することなく、動き続けるロボットの運用に役立てられる。つかむ対象物が変わるピッキングのロボットや細かな対応が求められる案内や災害対応などのコミュニケーションロボットにも活用できる。
来年のリリースを目指し開発中。軌道に乗った後、ロボットのオペレーティングを途上国の作業者に任せることで、貧困と格差の社会問題に取り組むことも視野に入れる。