2020.10.21 【名古屋ネプコン特集】品川商工ユニークなワイヤリングアクセサリ提案
品川商工の出展製品
品川商工は、配線周りで使用できるワイヤリングアクセサリの専門メーカーとして昨年創立60周年を迎えた。創業当時から電気・電子機器分野を中心に配線資材、基板周りのパーツ開発に積極的に取り組み、顧客ニーズに対応してきた。多様化するエレクトロニクス機器から自動車に至る幅広い市場向けにコストダウン、小型化、薄型化に貢献するパーツ提案に力を入れていく。
名古屋ネプコンジャパンではナイロン製ワンタッチグロメットを参考出展する。防じん用途などで横並びの貫通孔に電線を1本ずつ手作業で通線するゴム製グロメットと比較し、同グロメットに置き換えることで通線の作業時間を大幅に短縮することができる。特別な技術を必要とせず分割されたグロメットで電線を挟み込むだけで通線作業が完了することからハーネス製作の効率化、コストダウンに貢献する。また、独自構造による高い防じん機能を持つことも特徴だ(特許出願済)。分野に捉われない新しい需要開拓の一環として提案していく。
ネットプロテクターSSは自動車、自動二輪車用途に開発され、各種パイプやホースなどを摩擦による摩耗から保護する耐摩耗性に優れた保護チューブ。編組構造により屈曲性、弾力性、伸縮性に優れており複雑なパイプ、ホース形状にもフィットしスマートな仕上がりとなる。ネット構造によって放熱を妨げずチューブ内の結露を防ぐ効果もある。現在は自動車用途に限らず照明分野でも実績を伸ばしている。
ネットプロテクターSSは100メートル長尺品と指定長さで納入するカット仕上げが選択可能だ。カット仕上げでは独自技術による挿入部分(世界主要各国で知財権取得済み)が装着時のほつれを防ぎスピード装着を可能としている。特に端部のほつれ止めとしての接着、テープ巻き加工などの二次加工の必要がないため、作業効率がアップしコストダウンに貢献するとして好評を得ている。
同社製品はいずれもRoHS指令対応品。