2020.10.21 カムビアスが高精細なLEDビジョン提案消毒液・検温サイネージにも力

消毒液・検温サイネージの提案にも注力

 デジタルサイネージを販売する、スタートアップのカムビアス(東京都大田区)が、高精細なLEDビジョンの提案を加速している。

 ニューノーマル(新しい日常)に即した消毒液・検温サイネージもラインアップし、社会環境の変化に合わせた提案を進めていく。

 昨年10月に設立した同社は、ハンドメイド化粧品やバス用品を販売するラッシュの店舗にサイネージを導入するなど、商業施設や店舗などで実績を増やしている。

 新型コロナウイルスにより緊急事態宣言が発令された4月以降、営業活動の自粛を余儀なくされたが、8月頃から一時的にストップしていた案件が徐々に復調。

 営業自粛期間に社会環境に合わせた消毒液・検温サイネージをラインアップするなどで、9月に出展した展示会では引き合いが強まっている状況だ。

 遠藤文紀社長は「コロナの影響で消毒液・検温サイネージの引き合いは強まっているが、LEDビジョンの販売も強化したい」と話す。

 LEDビジョンの訴求とともに、ニューノーマルでオンライン展示会への対応も今後求められると見て今回、CEATECへの出展を決めた。

 同社が扱うLEDビジョンは、高精細さが最大の特徴。一般的なLEDビジョンで主力の3-4ミリメートルピッチの製品に加え、1ミリメートルを切る狭ピッチ製品もそろえている。

 狭ピッチ製品は、LEDビジョンながら液晶のような高精細映像を実現しており、顧客ニーズに合わせてカスタマイズ可能な上、施工まで対応するワンストップソリューションも同社の強みだ。

 LEDビジョンは、ビルの壁面や娯楽施設などへの導入を目指していく。同時に、ビルの入り口など消毒液・検温サイネージも企業や医療関連などに提案を加速。消毒液・検温サイネージは来年3月までに「数百台は納入したい」(遠藤社長)と意気込んでいる。