2020.10.26 【次世代自動車部品特集】立隆電子(Lelon) 耐高温車載製品開発に力入れる
台湾の立隆電子(Lelon)は、アルミ電解コンデンサの150度1000時間のチップタイプ車用品を開発済みで、今後も引き続き耐高温品開発に注力していく。
48Vの専用アルミ電解コンデンサのビジネスは、中国および欧州市場展開の成果がはっきり表れ、来年下半期と22年の新たな成長原動力となる見込み。
同社のカーエレ市場展開は、カーエンターテインメントシステム、エアバッグ、パーキングセンサーなどからパワーシステムにまで至る。世界の主要自動車メーカーは48Vマイルドハイブリッドシステムを積極推進しており、同システムは完全電気自動車よりも普及が容易とみられる。同社の48V製品は既に本格量産供給が始まり、少数欧米メーカーが独占する市場を打ち破る。
同社の48V自動車用アルミ電解コンデンサは耐高温、耐振動、大容量の特性を備え、48Vシステムのスタータモーターとインバータに、アルミ電解コンデンサをそれぞれ4-8個増やした。中国カーエレ企業に安定出荷している。欧州向けは現在、テストおよび認証の段階で、21年下半期から22年までに欧州自動車メーカーの認証を取得する見通し。OBCもテストと認証を継続中で、今後の成長エネルギーの一つになるとみられる。
同社は細部重視で顧客に対応して、高品質、安全で信頼性の高い自動車用品を納品している。
今年度は、米GMのサプライヤー優秀品質賞も受賞した。固体コンデンサとアルミ電解コンデンサの生産拡大を推進中で、恵州第3工場は昨年1Qに竣工、蘇州新工場も21年2Qに竣工の予定。より迅速で正確な製品やサービスが提供可能になる。