日立製作所は9日、12月28日から21年1月8日までの期間中、グループ社員に対して有給休暇の取得を推奨すると発表した。政府や経団連は新型コロナウイルスの感染予防対策の一環で年末年始休暇の分散化を求めており、この要請に応える。

　通常の年末年始休暇は12月30日から1月3日まで。この5日間に加えて、12月28、29日両日と1月4-8日の計7日間についても有休取得を促す。

　対象期間は、可能な限り会社の年末年始行事や会議などの設定を避け、休暇を取得しやすいようにする。期間中に勤務する場合でも、できるだけ在宅勤務の利用を求める。

　毎年の仕事始めに本社で社長が訓示を行う機会は設けず、文章を社内のイントラネットに掲載する方向で検討しているという。