2020.11.12 【ケーブルテレビ特集】ケーブル技術ショー2020初のオンライン開催
昨年のケーブル技術ショー
新型コロナにより、ケーブルコンベンション関連イベント「ケーブル技術ショー2020」がオンライン展示会として、7月と8月の2カ月間、インターネット上で開催された。
同展示会の延べ来場者数は3万2023人(重複なし:1万872人)と、会場を利用した例年と同等の1万人を超える来場者数となった。技術セミナーには延べ4012人と昨年の約2.7倍の参加で盛況で終わった。
今回は「ケーブル技術イノベーションが拓く、新たな社会~地域を創る、ひとりひとりの豊かな社会を目指して~」がテーマ。
オンラインで設けた三つの展示ゾーン「プラットフォーム・総合」「ヘッドエンド系・受信端末・伝送系」「ソフト・制作系・CPS/IoT・部品等」では、51社(48ブース)が出展した。
Society5.0の実現に向けたCPS/IoT、5G、AI技術ならびに、4K・8K放送関連のRF・IP方式伝送ソリューション、10G-EPONなどFTTH関連ソリューション、地域の防災情報提供システムに加え、制作運営面ではAI、AR/VR技術を活用したソリューションを動画や画像で紹介した。
主催者技術テーマ展示ゾーンでは、「ケーブル技術が創る未来タウン」と題して、新4K8K衛星放送技術や、ハイブリッドキャストコネクトの技術紹介と活用事例、サービス・端末・配信・インフラに関する五つの次世代ケーブル技術、IoT放送&LPWAの連携によるパーソナル避難誘導システム、さらにスマートフォンからテレビでの配信動画視聴への誘導について、動画や画像で紹介された。
主催者によると、来場者(アクセス数)の6割以上から、「ケーブルサービスの現状の理解とともに今後を俯瞰(ふかん)できた」などの評価とともに「非常に良かった」「良かった」との評価を得た。
コロナ禍によるニューノーマル時代に対応した今後のケーブル技術ショーは、会場でのオフラインとオンライン展示会の併設によるハイブリッド展示会が予定されている。