「うるおい暖房」実現

　パナソニックは、今まで無駄に捨てていた熱エネルギーを冷房へも有効活用するようにした「新・エネチャージシステム」を搭載したルームエアコン新製品「エオリア」Xシリーズを今月下旬から発売する。

　新たに加湿空気清浄機と新製品とのIoT連携を可能とするほか、ナノイーX搭載による清潔性、高温環境でもしっかり冷房するなど、快適性・利便性・省エネ性がさらに向上した。

　エオリアは、業界に先駆けて遠隔操作を可能にしてきたが、今回、加湿空気清浄機と新製品とを連携して、新たに「うるおい暖房」を実現する。

　それぞれ無線LAN接続をして「エオリア アプリ」でうるおい暖房を選択すると、エアコン暖房に合わせて加湿空気清浄機も運転して、暖房時の乾燥を防ぐ。

　また一緒に使うことによって、空気清浄のスピードアップや高濃度の「ナノイーX」がダブルで発生し、花粉抑制や脱臭スピードも高まる。

　新・エネチャージシステムは、従来なら排出される熱エネルギーを効果的に暖房時の霜取り運転に活用し、暖房を止めずに快適な環境を実現していたが、新たに冷房にも応用している。

　「エネチャージシステム」の回路構造の変更によって、捨てていた熱エネルギーを冷房にも活用することで、省エネ性・快適性を高める。

　従来の冷房運転中は、設定温度になると運転が止まり、温度や湿度が不安定になることがあった。

　新・エネチャージシステムによる「快湿制御」なら、設定温度をキープしながら除湿もし続けるサラッとした快適な冷房と、無駄な電力を使わないことで10％の省エネを実現している。